大阪校発表会 「GET A DREAM」〜不思議の国のキャレス〜 昼公演

例によって敬称略でお送りします。
キャレスV&Dスクール→キャレスエンタテインメントスタジオアーティストコースの、年に一度の発表会です。
今回は「不思議の国のアリス」ならぬ「不思議の国のキャレス」ってことで、アリスの世界観を模したミュージカルちっくな仕上がりでした。プログラムの表紙もチェシャ猫のパク・・・いやいや、インスパイヤされた猫の絵だったり、中にはジョン・テニエルのイラストが挿入されてたりという懲りよう。
基本的なストーリーは、女王に捕らえられたアリス(脇菜々香)がお家に帰るために次々と扉を開けていくと様々な世界が待っていて・・・というもの。今回のGETは今までに無くストーリー性がありました。
なんと言っても今回は衣装が凄かったです。オープニングは出演者全員が登場して歌ったり踊ったりするんですけど、これがまた圧巻!!女王様からトランプ兵、主役から端役まで手抜きの無い仕事に感服しました。この衣装が舞台全体の完成度を引き上げていたと思います。ミュージカルと言えなくもないような仕上がりで非常に楽しめました。ただ昼公演は時間の都合でカットされていた演目がいくつかあったり。
女王に捕らえられたアリスに、妖精(中島弥咲とすーさん)が帰る方法を教えます。それは「強く願えば願いは叶う」「絶対夢は叶うと心に強く信じること」。これが今回のメインテーマなんですよね。今回のって言うか、明日を夢見る子全般に対するメッセージなんでしょうけど。
第1の扉「ある楽屋」、第2の扉「絵本の世界」、第3の扉「テレビ局の番組中」、第4の扉「アリス鏡の国へ」、第5の扉「ドリームガールズの世界」、そして最後の扉「また会おうね。夢の中で」。おおまかにはこういう流れで、間にSUGERライブとか名古屋校の野田愛実子、リリバリ、SCANDAL、大阪ナタデココスペシャルゲストのBRIGHTライブを挟む感じ。ラストにドリームガールズを持ってきたのもなんとなく意図を感じたりもします。でもドリームガールズよかったー。特に「LISTEN」が良かったなあ。森實桜子、丸永みるくも上手いんですけどやっぱり竹林芽衣が良かったです。演歌で言うところの「コブシ」みたいなのが効いてて鳥肌が立ちましたよ。
というわけで、今までの発表会以上にコンセプチュアルで、またメッセージ性が強く出ていた発表会だったなあと思いました。
多少は平均年齢が下がった気がしますけど、やっぱキャレス凄いです。