第19回映画祭TAMA CINEMA FORUM

avex ニュースター・シネマ・コレクション presents 特別先行プレビュー特集』とのことです。上映作品は以下の3本。流れとしては、作品上映後に監督および出演者が登壇してのチィーチ・イン。ティーチ・イン中は撮影可という事でした。
なお3作品は来年公開予定との事。基本的に「低予算・短期間」がテーマみたいなので、そこら辺は割り引く必要があるのかもしれません。以下、キャスト・ストーリー等はNここさんのトコから拝借。

  • 大人になった夏

監督・脚本=長嶋永知
出演=山谷花純江野沢愛美、小嶺燦羅、岸田タツヤ、松本じゅん牧野隆志指出瑞貴半海一晃伊藤蘭
[ストーリー]
2009年の夏休み。仲良しの藍と桃子そして同級生のさくらの3人は民宿の手伝いをする羽目に。気軽に考えていた3人だが初めて体験する仕事に四苦八苦。
3人の少女が13歳の夏に経験した忘れられない時間を通して描く、さわやかな青春・成長ストーリー。

とまあ設定はかなりベタなんで、あとは(アイドル映画らしく)どれだけ女の子が可愛く撮れてるかが肝心だと思うわけですよ。で、メインキャスト3人のうちではやはり主役の山谷が光っていたかなと。上下にハイライトが入る大きな瞳が印象的で、今期NHKの朝ドラ主演の倉科カナみたいな感じが。
でもまあ、全体的にはうーん、なところが多々ありました。
まず色味に凄く違和感があるんですよ。たぶん、夏らしさを出そうとして彩度を上げてこってり目の色合いを目指したんでしょうか。でもその影響がモロに肌に出てて、黄色くて健康的に見えないという、笑。本州で夏のパステルカラー出すのは難しいんだなあと・・・。かといって島に行く予算もないんでしょうし。
あと、台詞の度にやたらとアップになるのは目が疲れたり、レンズの画角が標準ばっかりで画面に広がりが感じられなかったり、牧野パパの変わり身の早さに驚いたり、魚屋をおじいちゃんって呼ぶのはどーなんだとかまあ色々と感じるところはありましたが・・・。
音楽がJURIAN BEAT CRISISで主題歌も挿入歌も担当。しかも川上ジュリアがチョイ役で最後に登場するというオチには笑いました。
終演後は監督と主演の3人が登壇。私服可愛いですなあ。3人とも細いしねえ。小嶺が天然っぷりを披露してましたわ。

  • ラムネ

監督=篠原哲雄
脚本=鹿目けい子、日比野ひとし
出演=興真司郎(AAA)、清水美花、前川紘毅烏丸せつこ江口のりこ津川雅彦
[ストーリー]
高校生活最後の夏休みを前にして、いまだに進路が決まらない陽介(與)。放課後を親友の大黒(前)がいる科学部で時間を潰す毎日を過ごす陽介だが、夜間学部の女子ルミ(清水)と同じ机を使っていることから知り合う。ルミから落書きをほめられて嬉しくなってしまった陽介は美術部に入部し、夏休みを通して美大進学のための自主トレに励むが……。

ああ、ちゃんと映画してる、笑。と、安心して見ていられました。
水泳部女子部長役の西田有沙がなかなか可愛いなあと。スタイルいいし。

  • クロネズミ

監督=深作健太
脚本=藤田大
出演=米村美咲、宮崎翔太、松本寛也坂本真、斉藤リナ、清水遥加、下宮里穂子、清水美花
[ストーリー]
ある日、ミサト(米村)、カナコ(斉藤)たち仲良しグループ6人にメールが届く。メールの送り主はついさきごろ自殺したグループの1人、アスカ(清水美花)。ありえないメールの指令通り、夜の学校に集まる6人。ある者は興味半分、ある者は恐怖を感じながら……。と、突然、現れたのはなんとも可愛いネズミの“きぐるみ”「いまから、アスカの復讐をはじめます」といきなり襲いかかる! ひとりずつ減っていく仲間たち。追いつめられた彼らは無事、逃げ出せるのか……?

アスカ・ミサトってエヴァかよ、笑。
一見ホラーサスペンスの様相なんですが実態はコメディかなと。エグい描写もあるんですけど殺し方に恐怖を感じないのはいいんだか悪いんだか、笑。
ただストーリー部分で、自殺する動機・復讐にいたる動機がそれぞれ弱いんですよねえ。その辺あんまり深く考えずにさらっと笑ってお茶を濁すのがいいのかもしれません。
清水遥加の回し蹴りアクションがかっこよかったです。そっちの人かと思いましたわ。